■ ホメオパシー ■
ホメオパシー(homeopathy)のホメオは「似たもの」、パシーは「病気」という意味で「同種療法、同毒療法、同病療法」と訳されます。
その内容をごく簡単にいえば「似たものが似たものを癒す」という原理により、心身に入り込んだ病的エネルギーを押し出し「病気を終わらせる」療法です。
たとえば、解熱を促そうとする時には、健康な人間に与えたら体温を上げるような物質を含む物質を
クライアントに与えます。このことによって、極めて短時間発熱が促進されるが、すぐに解熱に向かうとされています。
かつての日本の民間療法は、その多くが同種の法則に基づいていました。
喉が痛いときに喉がひりひりするショウガ湯を飲んだり、熱が出ているときに布団をかぶって熱くしたり、鼻水が垂れるときに喉にネギを巻くのはその名残です。
生命(いのち)のレベルを高め、私達をより幸せに導いてくれる癒しの業、それがホメオパシーです。
欧米では、多くの療法家が手掛けているもっとも広く普及した代替療法の一つで、イギリス、ドイツ、フランスにおいては健康保険の適用が認められており、ドイツやインドでは大学の医学部のカリキュラムに組み入れられ、国家の認定を受けていない者の処方は違法とされています。
日本においては医療としてまだ認知されていないため、代替医療のひとつに数えられます。
■ ホメオパシーの一例 ■
ホメオパシーで用いるレメディの中に「coffia(コフィア)」というものがありますが、このレメディはコーヒー豆から作られます。コーヒー豆は眠気を払い、神経を興奮させる作用を持ちます。ところがレメディとしてのコフィアに適合する症状は、興奮、感覚過敏、不眠、痛みなどで、神経が興奮して眠れないとき(特に喜びによる興奮)に自然な眠りをもたらしてくれます。
通常、興奮して眠れないときには、精神を安定させる化学物質が使用されますが、ホメオパシーでは逆に、神経を興奮させるコーヒー豆を高度に希釈したレメディを与えるのです。
そうすることで身体が神経のバランスを崩していることに気づき、本来のバランスを取り戻すべく自然治癒力が働き、神経の興奮が鎮まり、自然な眠りがもたらされるわけです。
これはほんの一例です。
眠れない原因はさまざまにあり、不眠にはすべてコフィアが使われると言うわけではありません。
コフィアはその原因となるパターンの一つだということです。よってそれぞれの不眠の原因に適したレメディを与える必要があるのです。
このようにホメオパシーでは、不眠に対しては不眠を引き起こすもの、熱には熱を生じさせるものという具合に同種の物をもって自然治癒力に働きかけます。そうすることで、病因を自分の力で押しだし、
体と心から健康を取り戻すことが出来ます。
■ マテリア・メディカ ■
マテリア・メディカとは「薬効書」のことです。
ホメオパシーのマテリア・メディカには、各レメディをブルーピング(健康な人にレメディを投じて、その結果生じる症状のこと)して得られた精神的特徴、肉体的症状、基調(悪化する要因や原因・好転する要因や原因)、作用する器官や組織などが詳細に書かれています。 |